富沢教室

生徒の夢の実現のために全力で立ち向かいます。

年単位で比べるとあまり気がつきませんが、10年前と比べると中学・高校の定期テストはだいぶ出題傾向が変化しました。いわゆる21世紀型能力とか活用力、思考力というものが問われる問題が確かに増えています。数年前の定期テストを見返してそう感じます。根性で1週間前から暗記を開始する、というのでは昔のように点数は取れないテストになってきています。

「勉強のやり方がわかっていないから、点数がとれない」。保護者の方とお話しているとよくそんな相談をいただきます。それは確かにそうかもしれないが…と、最近つとに思うのは、いやその前に「授業の聞き方ができていないのかも」ということ。肝心の学校の先生の授業がちゃんと聞けていないのでは、と思うのです。原因が学校にある場合と生徒にある場合、色々あるでしょうが、見ているとテスト前になってゼロから覚えようとする生徒もいなくはなさそうなのです。

指示ないからこの科目はノート取らない、とかプリント学習だからノート取らない、たまに生徒の口から聞く言葉。ノートを取る目的は何?…「提出」や「きれいに書いてA評価をもらうこと」が目的になると、こういう倒錯が当然のことになるのかもしれません。ちゃんと聞いた授業内容を後から見返して自分の頭で考える、この当たり前のことを教えてもらっていない生徒もいるようです。

生徒にはノートの余白はたっぷり取るよう指導しています。後から気づいたことを書き込めませんから。また数学であれば間違った計算をやりなおせませんから。こういった部分の指導が大事になってくるな、とあらためて考えています。

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